この仕事をやってて知ったことです。
素材中心のシンプルな食品はあっさりしてるんです。舌に残らない。
しかし。初めての人は味が薄いと思ってしまうこともあります。
オリジナルの商品をたくさん作ってきたんですが、缶コーヒーを作ったときのこと。
私は添加物の意味がわかったように思えました。
缶コーヒーをオーガニックでしかも無添加で作ってみようと思ったんです。
ミルクがダマにある恐れがあるから、乳化剤は絶~対にいると言われましたが、それでもいいからと無理を言って無添加で作ってもいました。世の中的にはなしでしょう。
喧々諤々。できた無添加缶コーヒー。
びっくりしたのはその味です。全然、缶コーヒーのイメージと違いました。
あの何分後も残る、缶コーヒーのあの感じは実は味ではなく、乳化剤だったのかあ。
そして、コーヒーの味も結局、通常の3倍以上ものコーヒー豆を使ってやっと普通の缶コーヒーくらいの味になったんです。私たちがコーヒーだと思っているのは実は香料の部分がほとんどだったんです。
ほんとうに贅沢な原料費の缶コーヒーでした。店頭流通の缶コーヒーのコストならまず無理でしょう。
私たちの味覚はどんどん濃いものにならされています。だから、素材そのものの味を感じにくくなっています。
はちみつ味やチョコ味のケーキとか作るときもそうです。
かなり大量に入っていても、感知しにくいので高い割りに、満足度が少ないっていうもったいないことになってます。
だから、通常は香料を足すことになります。
自分では、素材を楽しみたいときは香料なしを選びます。
しかし。おいしいものは人にプレゼントしたい。
そのとき、「これなにケーキ?」って思われたくないですね。
私は素材の味を知ると食品の楽しみが増えるから、シンプルなものを選びますし、お勧めします。
でも、シンプルだからって、以上に高かったり、おいしくなかったらぜんぜん意味がないです。
シュークラブでは、みなさまが誰かにプレゼントしても喜んでもらえるものを、本気で選んでいます。
おいしくって、極力シンプルで、しかもストーリーに溢れた食品。
そう、こっちの都合よくは、なかなかないんです。まじです。
だから、今日もフードハンターはテンション上げてがんばるぞー。