みなさんは小説とか見て感動できるでしょうが、私は職業柄、食品表示シールを見て感動できます。
ある日、いつものように表示を見ていて、すごいなー。と思いました。
ちょっと鼻の奥が痛くなりました。
表示シールには作る人の考えがはっきり現れています。
その感動の食品表示はコレです。
この表示からわかることを解説します。
まずは原材料を見てください。
牛乳、ビート糖
以上です。
ほぼ成分は牛乳のみ。よっぽど牛乳に自信があって、その力を信じている人がわざとにシンプルに作ってるってことがわかります。挑戦的にも見えるいさぎよさを感じます。
この方は砂糖をビート糖と書いています。
ビート糖は北海道のてんさいという砂糖大根から出来るお砂糖で、この方の北海道へのこだわりが出てるんです。
増粘多糖類などの粘度を出す成分がないと、カップに機械で詰めることができないので、
まちがいなく手詰めということが読めます。
こうなると製造者にファーミングと書いていますが、中にはお店でもファームという名前をつけることがありますが、ここは本当に酪農家が自分ところで作っているというのが、わかります。
牛乳を仕入れてアイスを作るお店なら、もっとアレンジすると思うんです。
ここまでシンプルな素材への丁寧さの価値観はファーマー(農家、酪農家)メイド独特なんです。
また、このアイスがとっても値段が安かったんです。
牛乳を仕入れて作ったら、こんな値段ではできません。
次は住所を見てください。
清水町です。集約農業の十勝の酪農のまんなかにあってなんで、この方はこんな手間なことをなんでやってるんだろう?
そんな訳であすなろファーミングさんにいったんです。
質問しました。
どうして、こんなに安く売ってるんですか?本州だったら、もっと高い値段をつけていますよ。
「本当は値上げしたいんだけど、味を認めてくれたお客さんのことを思うと、たいへんだけど値上げはできないんです。」
大手に牛乳を売ったら、楽なのにどうして自然農法をしようと思ったんですか?
「昔は効率を考えた、化学肥料をつかった酪農をしてたんです。でも、それでは、牛乳がおいしくないことがある日わかったんです。
放牧だけの自然農法に変えてから、自分で毎日牛乳を売らなければならなかった。それまで、牛の顔しか見たことなかったのに、自分で小学校や幼稚園に売りに歩いたんですよ。」
そこまで、がんばった信念がすごいですね。
その気持ちがこの食品表示の端々からも現れてますよ。
尊敬します。
このアイスはこちらにございます。
キャンディーもございます。