トリノのチョコレート そのつぎ
私はチョコレートの国ごとの違いを一人研究中です。
どこにも発表するところがないので、発見したことをこのブログで発表します。
パリなどのフランスチョコはなんと言ってもお店がメイン。
お店とチョコレートはコーディネイトされて、トータルデザインなところが多いです。
イギリス、アメリカ、ウィーン、ベルギー。どこもそんなにショップには必死で力を注いでいないところが多いです。
ブランドのイメージが重要だったり、微妙には違いますが、商品単体で完結だったりします。
では、ここイタリアはどうなのか?実に珍しい傾向があります。
工場(作業場)がメインなんです。
イタリアのチョコは専門店で販売されるというより、カフェで出されることが多いのです。
チョコレート自身もたいへんシンプル。中身になにか入っていたり、一個一個デコレーションされてはいません。
包装スタイルに「紙」が多いのもカフェチョコならでは。ほかの国ではあまり見かけません。
考えてみれば、ここは職人の国なのです。
靴やかばん、車などのプロダクト魂がここでも表れている気がします。
ひたすら、シンプルに物をつくる。
おしゃれに店頭に飾ったり…はあんまり考えていません。
商談でお邪魔すると工場に必ず連れていかれます。
今は夏だからなんにも作業をしてなくっても、見せたいようです。商談室とは違う現場。
そして、作業の手順とかを詳しく説明してくれます。規模、関係なしに皆さんそうなんです。音が大きくて聞こえなかっただろう?と繰り返し説明してくれたところもあります。丁寧すぎます。
これは他のヨーロッパでは、まず、ないです。どっちかといえば見せない派が多いです。
そして、工場とはいいがたい作業場で熱心に「工場を大きくする。」と語る姿を何度も見ました。
彼らにとって工場(作業場)が大きくなることがステイタスのように思われました。
「移転するからまだ何もないけど、見に行くか?」って楽しそうにお話していました。
ファミリーでこつこつ大きくしていくチョコレート工場。
彼らの大切なお城です。
そして、その中でチョコレートの作業の説明をいきいきとする職人さんの姿を見て、この人たちの生きる場所はここなんだとつくづく思いました。
今回、たいへん恵まれたことに、ほんとうに小さな作業場から、世界規模の工場までバラエティーにとんだ工場を見ることができました。
そして、いろんな人のそれぞれの規模に応じた「ものづくりのこだわり」も感じました。
手作業からオートメーションへ。
理想のものづくりってなんだろう。
やっぱりチョコレートは奥がふかーい。
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コメント
すごい!!
お国柄がチョコレートにも見えるんですね☆
イタリア人といえば口がうまいとかそんなイメージしかなかったけど、言われてみれば職人の国ですよね!!
硬派だな~。
でもきっと工場の説明をしてくれるときの瞳は少年のようにキラキラしてるんでしょうね!
なんだかこのブログではそんなチョコレートの裏側も垣間見れてお得感満載です。
いつもありがとうございます☆
投稿: とど | 2008/07/25 23:20:19
なんかすごく感動しました。言葉にできないけれど。去年ピッツェリアに行って席ではなく厨房に連れて行かれたときのことを思い出しました。確かに、彼らは熱かったです。
みりさん、これからも研究発表お願いします。もう胸いっぱいです。
投稿: T | 2008/07/25 23:22:22
とどさん、お久しぶりです。
今年もチョコレート開始です。
ほんとうにチョコレートってドラマがあるんです。
チョコレートから見える世界紀行をこれからも見てくださいねー。
投稿: バイヤーみり | 2008/07/28 8:35:10
Tさん、それはうらやましい経験ですね。
それだけ自身のある表れだから、おいしかったに違いない!
なんか、おなかがすいて来ました。
投稿: バイヤーみり | 2008/07/28 9:01:57