2009年12月27日 (日)

ヨーロッパチョコレート紀行~アイルランドの幻のチョコ その2

そのチョコレートは、なんとなく気になるチョコレートだったのですが。

実際のところ、そこまで行く価値があるのだろうかと心配でした。

そこはジーンズ工場の跡地を工場にしていました。

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ご主人のマークさんが日本人よりおどおどした感じでした。

愛想笑いの仕方が日本人のリズムなんです。海外では珍しい。こんな自信なさげなビジネスマンを見たことがなかったです。

「うちみたいな小さなとこに日本からきてくれて。もじもじ。」

でも、ほんとうにやさしい人です。

4年まえ会計士だった奥さんのミッシェルが始めたと。

ミッシェルをいかにも頼りにしてるという感じでした。

ええ?!

そこまで知らなかったのです。4年前までチョコを作ってなかったことを。

失敗かあ。

私はここはスルーだと思ったとき。チョコが出てきました。

・・・

ほんまに?ええ?

全部、全種類食べました。

味も細やか。仕事してる。

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止まらなかった。ひとつひとつに意志があります。

こうしたい。こう作りたい。

まあ、このチョコのお母さんは根性あるわ。4年でかあ。

と思ったとき、ミッシェルがにこにこ現われました。

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実際に3人の子供のお母さんで、子育て中でもあるそうです。

小さくかわいいこの人がこんなに気丈な人とは。

なにも喋らずとも。この人はきっとがんばったんだと思いました。

工場に入ったら、やっぱりでした。

ここは絞り機の機械もなかった。

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手でひとつひとつチョコを絞ってるんです。

ナッツもお鍋でロースト。

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よくよくがんばって作ったんですね。全部チョコに出ていて、私に伝わりました。

機械の硬い味がしない。

思わず私は「あなたのチョコレートが好きです。」って言いました。

そんなこと普段いいませんが。

「サンキュ。」とミッシェルはいったけど、私の感動は彼女は今でもしらないでしょう。

日本から来て、ちょっとチョコレートを食べた人間くらいに思ってると思います。

私の感動は宙に浮いたままです。

チョコレートで生きていくのはたいへんです。すぐに認められないし。

また、どこかでチョコレートを作って欲しいし、また会いたいです。このチョコレートに。

チョコは人が作っているんですね。

こんなにいい、名もなきチョコレート屋さんがまだまだあるから、もっともっと探したいなと思いました。

買えないチョコの説明をこんなに真剣に語ったら、だめでしたか?

実際食べられるチョコも、もりもりたくさんご紹介してますので、

ゆっくりご覧ください!

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コメント

私は物を買うとき、その物の裏にあるストーリーにかなり惹かれます。作られた経緯とか、作り手の想いとか。そういうのを知っていると、余計にその物に対して愛着が沸くし、代金も作り手に感謝して支払えます。
食べ物の場合、食べたら終わりなので、そういう作り手に対する意識というのを忘れがちで、すぐに安いものを求めてしまいがちですが、みりさんのブログを読むと、食べ物自体や作り手に対する感謝の気持ちを思い出せます。このブログを読み出したのが最近で、実はまだ購入したことがないのですが、少しずつお味を体験していきたいと思ってます。長くなりましたが、今後も更新楽しみにしてます。

投稿: ぐりこ | 2009/12/30 17:56:20

ぐりこさん。
おいしいものをいっぱい食べて、いいお休みをお過ごしですか?
そうですよね。年に一度のスペシャルなチョコレートですもの。
いろんな思いを感じて食べる、そこが楽しみですよね。
同感です!

投稿: バイヤーみり | 2009/12/31 1:24:48

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